記事の詳細

トップメッセージに込める想い

相模屋食料の現社長鳥越淳司はトップメッセージで伝統は革新の連続であるとし、おいしさを追い求めていくと宣言しています。同社は創業以来、社会の変化に対応し、新たな試みを行ってきました。トップメッセージは創業以来の姿勢を受け継いだものです。
同社の歴史は昭和26年、江原ひさによって群馬県に設立された相模屋豆腐店に遡ります。戦争で夫をなくしたひさは生計を立てるために始めました。開始にあたって、神奈川県在住の姉夫妻が職人や機材を用意してくれました。このためひさは、姉夫妻の居住地神奈川の旧国名である相模の国を店名に取り入れました。
ひさがとうふ屋を始めようと考えたのは、当時は食糧難で栄養価の高い食べ物が求められていたからでした。カルシウムやマグネシウムを多く含む栄養価の高い食品だったので、戦後まもなくの時代にまさに求められていた食品だったのです。時代の要請に応えるというひさの姿勢は今も受け継がれています。
その後、順調に発展を続けました。昭和34年には有限会社を設立、昭和45年には工場を増設しました。昭和52年には芳賀工業団地へ工場を全面移転しました。昭和53年には株式会社となり現在に至っています。平成に入ってからは工場の増設を進め、平成28年時点で群馬県内に6つの工場を稼働させています。

相模屋食料は工場の増設を進める一方で、同社はトップメッセージにあるようにとうふが現代社会に受け入れられるためには革新性が必要と考え、新たな試みを積極的に行ってきました。
平成22年にはメーカーとしては初めてTVCMを放映しました。とうふの新たな形を求めて開発した「焼いて美味しい絹厚揚げ」は大ヒットし日本食糧新聞社制定の食品ヒット大賞で優秀ヒット賞を受賞しました。さらにガンダムとコラボレーションしたビグ・ザムとうふは大きな反響を呼び、こちらも数々の賞を受賞しています。
発展と拡大を続けている一方で相模屋食料の根底にあるのは安全で美味しいとうふを消費者に提供するという理念です。同社は機械を使って製造していますが、これは職人の技を機械に代替したものであり決して工業製品を作っているわけではありません。相模屋食料では職人的な目線が欠かせないと考えています。また、大豆と水とにがりのみで作るからこそ、原材料の質が大切です。このため遺伝子組み換えでない大豆のみを使って、作っています。さらに、品質管理も徹底しています。現在ではチェック項目は300項目以上に及び、安全を消費者に届けるべく日々厳しい検品を行っています。こうした品質管理の取り組みも同社が追求する革新性の1つです。

始まりは物心から

相模屋食料現社長である鳥越淳司は子供の頃から機動戦士ガンダムの大ファンでした。そして、ガンダムに関わるビジネスをするのが鳥越の夢となりました。夢はザクとうふに結実します。
2012年3月28日に発売されたザクとうふは機動戦士ガンダムの人気モビルスーツの1つザクの頭部を模しています。容器の密閉フィルムにはジオン軍章が印刷されています。また、パッケージ裏面にはランバ・ラルのセリフ「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」をもじり「絹とはちがうのだよ、キヌとは!!」と書かれており、凝った作りになっています。本体は全高は52ミリメートル、重量は200グラムで緑色をしています。味は濃厚な枝豆風味です。

この豆腐は発売されるとSNSなどで大評判となり、生産が追いつかないほどのヒット商品となりました。相模屋食料ではザクとうふ専門の公式サイトを解説していますが、こちらも大評判となりました。その結果、食品技術功労賞、食品ヒット大賞優秀ヒット賞、2012年日経優秀製品・サービス賞優秀賞日経MJ賞を受賞しています。
ザクとうふは相模屋食料が考える新たな形の1つです。伝統とともに革新性を求めることで、感性が活かされた商品ができました。

相模屋食料株式会社
https://sagamiya-kk.co.jp/

関連記事

おすすめ記事

登録されている記事はございません。

ページ上部へ戻る