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萩広史の料理はとても豪快です。一見何を考えながら料理を作っているのか分からないほど手順も独特のものになっていますが、出来上がったものは完璧なのです。30代半ばの萩広史の仕事はサラリーマン。料理をつくることが好きになったきっかけは単に買い弁当に飽きたからでした。彼の料理には名前はありません。そこが創作料理の特徴とも言えるのかもしれません。何か料理本を見ながら作るわけでもなく、参考になるものはこれだけ世の中に多くあるのにまったくそうした本には興味を持たないのです。萩広史が作る料理には勢いと豪快さがあり、時には今まで食べたことのない不思議な味のものもありますが、大抵は美味しくできるようです。

彼が独自にあみだした調味料などは彼自身がきちんとレシピとしてメモをしていますが、この光景もまた不思議な感じです。萩広史が特に自信を持って人に勧める料理は、食材のあまりで作ったものばかりです。こうした余り食材で料理を作ることに関しては主婦には特に興味をもたれることで、社内の既婚者からは創作料理のレシピを教えてほしいと言われるほどになっています。彼の周りでは、作るのが好きだからと言う気持ちで料理をしている男性が多いそうですが、逆に女性の場合には「めんどくさい」「しかたなく」といった気持ちで料理をする女性が多いようです。荻広史のレシピは、そういった気持ちで料理をする女性にも人気です。

自分の家で目に付いた材料を使って思うように料理をつくれるということは、それだけ料理のセンスがあるのでしょう。実際、彼の作る料理が少しずつ人気になることで彼自身が注目されつつあり、周りの男性にも少なからず何らかの影響を与えています。本格的な和食や中華、イタリアンなどではありませんが彼が作る料理はどのジャンルにもない味と豪快さ、そして素材を引き立てる味つけが、今では社内でも彼が住んでいる周辺の主婦たちの間でも人気になっています。いつかは彼自身も自分が作ったレシピ一つ一つに名前を付けていくのかもしれません。彼の名前のないレシピが、付けられた名前によってさらにどれだけの輝きをもつのか、とても楽しみなものです。世界中に男性のシェフが多くいる事を考えれば、料理に長けた男性がたくさんいる事にも納得できます。

日本古来の考え方である男性が厨房に入ることはよくないといった考え方はもはや古いもの。案外男性の好奇心が料理の幅を広げてきたのではないでしょうか。料理をしていく過程で想像がつかないようなものを作り上げていくこれからの萩広史の豪快な料理が、今後も新たに生まれてくるのがとても楽しみでしかたがありません。

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