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株式会社ミュートスという大阪が本社の製薬企業向けSFAシステムを開発するベンチャー企業を起業した代表取締役の佐藤正晴氏に会うことができた。2006年8月に創業し現在での社員数は50名以上、現在の取締役はすべてオーナー経営者という。主力事業である医薬CRM分野において、MR−SFAというブランドが同社のコア事業であり、創業時におけるファーストユーザーは三菱ウエルファーマ(現、田辺三菱製薬)である。この事業ドメインにおける株式会社ミュートスの参入は、当然ながら後発組に入るが、僅か数年で取引社数が16社にも上り、ほぼ直接取引をしているという。

株式会社ミュートスの競業他社は主に、外資系であり、価格と商材における使い勝手のよさ、開発部隊における体制・品質等が口コミで広がり、販路をひろげてきたということだそうだ。これは創業時のタイミング・それを受けて開発を行う体制など、社員及び好意にしていただいたお客様と良いめぐり合わせをした結果であると、控えめな回答であった。つまり、株式会社ミュートスを育てていただいたのは「お客様」「社員」であり、創業者は「資金というリスク」と「責任」を天命として負ったに過ぎないという。経営体制はベンチャー企業にない考えを取り入れ、経営の全責任を代表取締役の佐藤正晴氏が負い、開発実務執行を社長の富山慎二・新規事業の立上は取締役の関国康に役割分担し、それぞれの得意・専門分野を分けることで、着実にムリをしない、経営体制を行うとしている。堅実な考えを持ったベンチャー企業であるから、不思議である。株式会社ミュートスの代表取締役佐藤正晴氏いわく、社内における問題事項については、問題の大小さに拘わらず、部長クラスが集まる会議体の中で議論し、合議制の中で決めて行く、というのだ。

その狙いは、組織に長く、また大きな組織において経験がある社員・無い社員、過去に既に経験をした社員、そうでない社員と組織の中にもいろいろな社員がいる、その環境の中で出された結論は、経験があるものにとっては、「うまくゆかない」と結論付ける社員もいるが、経験の無い社員は「それが最適」と考える社員もいる、それを提案した社員であれば尚更である。また、その回答に対して賛成をした社員数が多ければ、合議制であることから、それが間違っていても、「ダメ」と言う事は容易であるが、否決することによる社員の蟠りを産むことは出来ても、良い方向に向かないケースの方多いというのだ。

つまり、失敗を敢えてさせて学ばせるという経営手法を選択している。代表取締役佐藤正晴氏は、他の取締役を含め、経営管理に関する経験は私の方がキャリア的に長いし、この業界においてのキャリアもあるので、私から余程のことがない限り、合議制で決めたことに対しては、出た応えに対して疑義は出さない、ただし、決めたことに対して、良からぬ方向に進めばその時点で、改めて問題を提起し、正しい応えになる様にナビゲートはする、と。経験は失敗から学ぶことが多いからね。と。

株式会社ミュートス
http://www.mythos-jp.com/

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